次世代ミュージシャンのためのセルフマネージメント・バイブル チャプター1まとめ

 

こんにちは!
昨日は遅ればせながらボヘミアンラプソディーを鑑賞してきました。クイーンのメンバーは常に観客と一緒にライブで歌える歌というコンセプトを持ち続け、そこから全くブレることなく曲を作り続けたのはすごいなと思いました。
あとフレディーマーキュリーは予定調和が嫌いで、それをぶっ壊すことに命をかけて音楽にのぞんでいた姿勢も素晴らしかったです。
 
今回はこちらの本のチャプター1の内容をまとめています。

次世代ミュージシャンのためのセルフマネージメント・バイブル 自分を作る・売る・守る!

リットーミュージック刊

永田純著

  セルフマネージメントというよりミュージシャンとしてどうありたいか?など音楽人として生きるべき本質についてかなり丁寧にまとめられた書籍です。

プロもアマチュアも問わず音楽をやっている人はセルフマネージメントがうまくできるかどうかが重要な時代になってきていると思うし(ネットもSNSも発達し成熟しているので)、

セルフマネージメントよりも、もっと重要な「ミュージシャンとしての生き方」がうまくまとめられている本でした。

 今回の記事はこの本のチャプター1をまとめたもので、セルフマネージメントを行っていく前の準備段階といった内容ですが、ここができていないとぶっちゃけ何も始まらないといった内容になっています。

 

チャプター1まとめ

今はミュージシャンもセルフマネージメントで自分の仕事の全てを自分で管理することのできる時代。
これまでは音源を発表しようとするのならば、CDを発売して流通させるしかなかったが、DAWやYouTubeならびにSNSが発達した現在においてはミュージシャンは自由に音源を世に発表することが出来るようになった。
特にミュージシャンにとってDAWの発展はとても意義のあることだろう。これまではスタジオでレコーディングするとなるとスタジオを使用するだけで多額の費用が必要だった。
しかし現在では、それが自宅で出来る世の中であるので誰でもスタジオを持ち音楽を作ることが出来る。
 

○個人的に思うこと

DAW(DTM)の発展によりこれまで以上に作曲家達の競争が激化したと思います。
DAW(DTM)がここまで発展する前は、ギターだけの伴奏で鼻歌を録音したものでも「作曲」と十分に呼べたのだけれども、今は決してそうではない。ある程度編曲もなされたクオリティの高いデモを作って、やっと「作曲」と呼べる時代だ。
ひと昔前の作曲は、メロディさえ作れればそれでOKなユルさがあったのだけれども、今に生きる作曲家はそれでOKじゃないから覚えないといけないことがいっぱいある。
 

まとめの続き

ミュージシャンに必要なマネジメントは大きく分けて二つ
セルフマネージメント
プロダクトマネジメント
 
まずはなんといってもミュージシャンとしての「のれん」を掲げることが大事
ミュージシャンとして名乗りを上げて、居所を示すこと。そして日常的に必要な周囲とのコミュニケーションをとること。
自分のアイデンティティを常に明確にし、責任を持って提示していくこと
自分は何者か、どんな仕事が出来るのか、どこを目指していくのかを、まず自身の中で明確にし、それを示して、世の中での居場所を決めること。
 

○個人的に思うこと

上記の内容は当たり前のことであるが非常に重要なことだと思う。
ミュージシャンとしての「のれん」を出すことは当たり前なのだが、上記のように自分のアイデンティティや目指す方向性など具体的に決まっていない人も多いのではないだろうか?おそらく活動がうまくいってない人は、上記のことが全然出来ていないと思う。中途半端に「のれん」を出しても上手くいくはいかないと思う。
セルフマネージメントを始める前にまず大切なのは、自分のアイデンティティと目指す方向を明確にすること、出来るだけ具体的に。
メジャーレーベルからデビューするっていうくらいの目標じゃまだまだ抽象的。
どんな音楽ジャンルで、どんなスタイルでやるのか。
どこのレコード会社からデビューしたいのか?
自分のサウンドの方向性に合ったメジャーレーベルはどこなのか?
聴いてほしいリスナーは何歳で、どんな人なのか?
突き詰めて具体的に考えていくべきことはとてつもなくたくさんあると思います。
チャプター2ではどうやって具体的に考えていけばいいかも書いてありました。
 
次回はチャプター2のまとめです。
ありがとうございました。