読了、ソーシャル時代に音楽を売る7つの戦略

 

こんにちは!気温が低い日が続いていますね、インフルエンザの流行もすごいようです。体調管理もなかなか難しいですが、健康を第一に考えていきたいですね。
今回も最近読了した本をご紹介しますね、今回紹介する本はソーシャルメディアが発達した現在で音楽をビジネス化するということにあまりピンときてない方にこそ、一度は読んでいただきたい書籍です。

 ソーシャル時代に音楽を“売る"7つの戦略 “音楽人"が切り拓く新世紀音楽ビジネス
リットーミュージック
 
この本を読んだ時はまだ二十代半ばのころだったように思います。まだ大阪難波にジュンク堂書店があったころに立ち読みしたのを覚えています。(現在は大阪難波ジュンク堂は閉店し、ドン・キホーテになっています。大阪の訪日外国人も増え、時代は変わっていますね。)
その時は「こんなメジャーレーベルの資金力を生かした実例ばかりで、それを元に話されても俺にはまったく意味がない」と感じていました。
だが、あらゆる勉強をして色んなことを吸収して経験した今となってはこの本の根底にあるものへの理解が出来ました。
Kindle Unlimitedで読書してると「この本もおススメです。」的なリストが表示され、この本がリストに上がってきました。まぁ読み放題だし再び読んでみるかという感じで再読に至りました。
 
2011年〜2013年ごろの音楽業界での成功例をもとに、音楽プロモーションについて掘り下げていく内容。
ニコニコ動画の取締役の方が執筆した項目もあります。
(この当時、桐谷美玲さんはまだブレイクして無かったのね、現在ではドラマや映画の主演もやり、ニュース番組のキャスターにもなり、結婚までされました。時代はどんどん変わっていくのだなあ)
 
有線でのプロモーションだとか、CMがだとか大手の企業っぽい話に目がいってばかりいると、この本の背景にある本質的なマーケティング論に気がつけないだろう。(かつての自分がそうでした。情けない。無知とは恐ろしい)
特におススメの章は
ソニーミュージックアーティスツの冨永さんによる、
まだ全然認知度がないプロとアマチュアの間にいる新人アーティストがどうやってライブをして、黒字にしていくのか」というテーマでの話。
かなり具体的なところまで議論が突っ込んでいるので、ここだけでも読む価値アリ。
音楽をいかにしてビジネス化していくかというのは、僕自身もまだ掴みきれていないが、なにかしらのパターンや突破口が見えつつあるし、それをこの本が提示してくれたと思います。
 
そして大きな収穫は、
音楽業界における消費者行動について深く理解することが出来たこと
これは今後自分が何かプロデュースしていく時や、インディーズミュージシャンの人のこれからの活動に大変役に立つだろうと思います。
 
とにかく感じたのは執筆者たちの熱い想い自分が惚れ込んだ音楽やアーティストを世の中に届けるぞ、ヒットさせてみせるという熱い想いは感じたし、気持ちだけは僕も負けたくない。
音楽をビジネス化するということにあまりピンときてない方にこそ、一度は読んでいただきたい書籍。
もう一度読んでまたまとめていきたいと思う。