読了、職業作曲家への道

 

実は昨年足の指を粉砕骨折してしまい、通院していた。(入院手術は断固拒否)
通院というものは待ち時間との戦いで、待ち時間を有効に使うために読書をしようと思い、その時にKindleをダウンロードし、Kindle Unlimitedにも入会した。(以前このブログでも紹介したが、Kindle Unlimitedは会費を払えばたくさんの書籍が読み放題のサービス)
Kindle Unlimitedはすべての書籍が読み放題というわけではないが、興味はあるけれどもお金を出して買うまではいかないという本を読むのに非常に役に立つので、個人的にはオススメ。
 
そして日々の合間に読み続けて、今回読了した本がこちら。

プロ直伝! 職業作曲家への道 ~ 曲作りを仕事にするための常識と戦術、そして心得

 

山口哲一著

リットーミュージック

 
音楽シーンの第一線で活躍する職業作曲家のインタビューやその人達の熱い想い、コラム、どうやって作曲するか、作詞をしていくか、音楽家としてあるべき心構えがものすごいリアルな生の言葉で綴られている。
第一線で活躍する職業作曲家の方々の生の言葉を読めるだけでこの本を読んでみる価値は大いにあるだろう。
参考にしてもいいし、いやそうじゃないだろうと反骨心を抱いても構わない。
とにかくこの本に登場する方々は皆さん音楽に対して純粋で熱い想いを持ってるし(そんなこと当たり前ではあるが)、何よりも著者の山口さんの熱い想いにはとても感動した。気持ちだけでも僕は追いつきたい次第だし、気持ちだけでも皆さんに勝ちたいと思わせるくらいに熱い想いが乗りまくった書籍だった。
ただ音楽の作り方に関してはあくまでも参考程度にとどめておいた方がいいかもしれない。本書でも述べられている通り、誰にも真似できないオリジナリティが大切だし、他は10点でもひとつのことが120点の人のところに音楽の仕事が来ると書いてあって、なんかそこはすごいリアリティを感じた。
音楽に対するモチベーションが低下している方や、やる気が出ない時にはオススメの書籍。