JUJU「Love is like」コード進行楽曲分析
今回はJUJUさんの楽曲の分析やります。新しいアルバムの「I 」がとても素晴らしいので、分析して自分の中に取り入れようとい う次第でございます。
曲も素晴らしいのですが、アルバムの構成として
1曲目「Love is like」
最終曲「I」
最初はLOVEのアイから始まり、最後は自分のアイで終わるとこ ろが、なんかニクいですね。余裕すら感じます。
せっかくなんで全曲頑張って、分析していきます。今回も是非お付き合いください。
今回はまずは1曲目、「Love is like」からスタートです!
この曲は一言で言えば、
ゴリゴリのAOR(笑)
こういうの僕は大好きです。
楽曲分析いってみます。
イントロ
|Gm7(9)|E♭M7(#11)|Gm7(9)|E♭M7( #11)|
|Cm7(9)|A♭7(13)D7(#11)|Gm7(9)| E♭M7 D7(#9)|
|Gm7(9)|Cm7(9)|Gm7(9)|Cm7(9)D7 (#9)|
Aメロ
|Gm7(9)|Cm7(9)|E♭/F F7(♭9)|B♭M7 B♭13|
|E♭M7|Am7-5|D7(#9)|Gm7(9)|
|Gm7(9)|Cm7(9)|E♭/F F7(♭9)|B♭M7 B♭13|
|E♭M7|Am7-5|D7(#9)|Gm7(9)D♭7(♭ 13)|
Bメロ
|Cm7(9)|E♭/F F7(#9)|Cm7(9)|E♭/F F7(#9)|
|Cm7(9)|E♭/F F7(#9)|E♭M7 Gm7/D|Cm7(9)D7(#9)|
サビ
|Gm7(9)|Cm7(9)|F|B♭M7|
|E♭M7|Cm7(9)|Am7-5|D7(#9)|
|Gm7(9)|Cm7(9)|F|B♭M7|
|Am7-5 D7(#9)|Gm7 Gm7/F# Gm7/F C9/E|
|E♭M7 Dm7|Cm7 D7(#9)|
Dメロ
|Gm7(9)G/D♭|
|Cm7|D7(#9)|Gm7 |Gm7 Gm7/A Gm7/B♭ Bdim7|
|Cm7|F7|E♭M7|D7(#9)E♭7(#9)|
(この後半音上に転調してサビ)
コード進行からして、ごりごりのAORですね。テンションコード 満載。
KeyはGmとしておきます。
イントロのコード進行かっこいいですね。
Gmはトニック、E♭M7はサブドミナント、Cm7はサブドミナ ント、A♭7はドミナント(D7の裏コード)、 D7はドミナント。
Aメロは割とベタなAOR進行かもしれないですね。
上記のコードの機能に加えて
E♭/Fはドミナント(sus4コード)
F7(♭9)はドミナント
B♭13はトニック
D♭7(♭13)はセカンダリードミナント( 次のコードのCm7のドミナント)
Bメロはメロディーがよくできてますね。 AORや洋楽テイストを持った曲はBメロを組み立てるのが難しい と思います。BメロはJ-pop特有の要素ですよね。 Aメロ16小節で、 Bメロが8小節なのでバランス的にも最適かと思います。
サビは
|Gm7(9)|Cm7(9)|F|B♭M7|
このコード進行ずるいわ〜笑
ツーファイブ入ってるけど、行き着く先はトニックのB♭、 サビ感もあるし、メジャー感もあるし、気持ちいいし、ずるい! 自分も真似するぞ! しかもここまでやたらとテンションコードばかり使ってきたけれど シンプルなFコードが出てくる! ここはものすごく開放感がありますね。 テンションは日本語でいうと緊張。 ずっと緊張感が続いていたけれどここで一気に開放感が生まれてま す。しかもそれがサビでなされているからすごい!そしてズルい! !自分も真似してやる!笑
サビの締めは、
|Gm7 Gm7/F# Gm7/F C9/E|
これはクリシェ。ビートルズの曲でいうミッシェル!
同じコード進行を2回繰り返さない!さすが!
僕も真似する!
Dm7はサブドミナント
ここまでやっといてさらに2番が終わった後にDメロもあって、 その後半音上に転調するという展開。。。。
もうお腹いっぱいです。
Gm7 Gm7/A Gm7/B♭ Bdim7
ここはいわゆるキメ。ベースラインが半音ずつ上がってます。 Bdim7はCm7のドミナント。
半音上に転調してさらに盛り上がって終わるという展開。 歌がなくてもコード進行で十分に盛り上がっていますが、 一番の聴きどころはやっぱりJUJUさんの歌ですね。 こんなシンガーが日本のJ- popのトップにいることは本当に日本の財産だと思います。
ありがとうございました。